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日本の人気YouTuber・ヒカルさんが、自身の X(旧Twitter)アカウントにて「これから僕たち夫婦はオープンマリッジで生きていきます。簡単にいうとお互いに浮気オッケーの関係です。別に周りから支持されようとか思ってません…」と発言しました。これは、ヒカルさんが妻である進撃のノアさんとの結婚生活を “オープンマリッジ” の形に移行するという意思表明です。
この投稿は多くのフォロワーから注目を集め、夫婦間での「信頼」や「関係の自由度」、さらには「浮気の定義」をめぐる価値観を問いかけるものであり、コメント欄では賛否が大きく分かれています。
これから僕たち夫婦はオープンマリッジで生きていきます。
— ヒカル (@kinnpatuhikaru) September 14, 2025
簡単にいうとお互いに浮気オッケーの関係です。
別に周りから支持されようとか思ってません。
僕たちは僕たちの幸せの形を追求していきます。… pic.twitter.com/58uOWukv37
海外の反応
ヒカルさんの「オープンマリッジ」宣言については、現時点で Reddit など海外掲示板に直接のスレッドは見当たりませんでした。
そのため、今回は参考として「オープンマリッジに悩む男性」が投稿したスレッドを紹介します。こちらでは、同じように結婚生活の中でオープンな関係をどう扱うか、数多くの議論が交わされていました。
2年半前、妻に「オープンマリッジにするか離婚」と迫られ、子どものために受け入れたスレ主。
自分は仕事と育児に集中し、妻の性生活は知りたくなかった。
最近ようやく仕事を減らし、余裕ができてデートを始めたところ、相性の良い女性「ジェーン」と関係を持つようになった。
すると妻は態度を変え、「結婚を修復したい」「同じ部屋で寝たい」「結婚外の関係はセックスだけに」「お互いのパートナーについて話すべき」と要求。
スレ主は現状に満足しており、修復か離婚かで迷っている。
もう離婚しろよ。
書類と物理的な距離がないだけで、とっくに離婚してるようなもんだ。感情的には何年も前から終わってる。
まったくその通り。
おばあちゃんがよく言ってた。“欲しいものを望むときは気をつけなさい、本当に手に入るかもしれないから”ってね。奥さんはその通りのものを得ただけ。
君たちの結婚はもう何年も前から終わってる。今はルームメイトで共同親なだけ。前に進むべきだ。君はもっと大切にしてくれる人と一緒になるべきだ。
海外の反応の続きはnoteで読むことが出来ます。
日本社会におけるオープンマリッジの可能性と限界
若年層の結婚観と未婚率の上昇
日本の国勢調査によれば、15歳以上の未婚率は2020年時点で27.5%(男性31.9%、女性23.3%)に達しており、年齢階級を問わず上昇傾向にあります。
この背景には、若年層を中心に「結婚の必然性が薄れている」ことが挙げられます。従来の「結婚して一人前」という価値観は弱まりつつあり、自由なライフスタイルを重視する人が増えていることが、ヒカルさんの発言が注目を集めた一因だと考えられます。
「自由」と「安全」を巡る未婚者の本音
内閣府の調査では、18〜34歳の未婚者のうち約8割が「いずれ結婚したい」と回答しています。しかし同時に「適当な相手に巡り合わない」「自由さを失いたくない」といった理由で結婚に積極的でない層も一定数存在します。
つまり、多くの人は「結婚への願望」と「自由への欲求」の間で揺れており、オープンマリッジのような新しい結婚観は、この葛藤に対する一つの回答として議論されやすい下地があると言えます。
認知度の低さと文化的抵抗
一方で、日本における「オープンマリッジ」の認知度は依然として低く、既婚者のうち約11%しか概念を知りません。これは欧米の一部都市で見られるような「恋愛関係の多様化」に比べ、日本社会ではまだ理解や受容が進んでいないことを意味します。
加えて、家族観や貞操観念の強さ、周囲の目といった文化的要素が大きな壁として存在しており、実際に取り入れるのは容易ではありません。
ヒカルさんの発言とあわせて読みたい書籍
心配すんな。全部上手くいく。【電子書籍】[ ヒカル ]
人気YouTuberヒカルさん自身が語る、逆境からの挑戦と成功の哲学。ビジネスや人間関係の壁にぶつかったときでも「信じて行動すれば必ず道は開ける」と伝える一冊です。今回のオープンマリッジ発言とも重なる、彼独自の「逆境をポジティブに変える思考法」に触れられます。
オープンマリッジ(1)【電子書籍】[ 田中マコト ]
結婚制度と恋愛観の多様化をテーマに描かれるフィクション作品。夫婦の形に正解はあるのか、愛と自由のバランスはどう取るのか――オープンマリッジをめぐるリアルな葛藤が物語として表現されています。ヒカルさんの発言をきっかけに「自分ならどうするか」と考えるきっかけになる一冊です。
夫婦のトリセツ 決定版【電子書籍】[ 黒川伊保子 ]
男女脳の違いから「夫婦のすれ違い」を科学的に解き明かすベストセラー。長年の結婚生活で起きる小さな誤解や不満を、どうすれば解消できるのかを具体的にアドバイスしてくれます。オープンマリッジを含め、夫婦関係を見直したい人にとって実用的なヒントが満載です。
総括|オープンマリッジは日本社会に根付くのか?
ヒカルさんの「オープンマリッジ」発言は、日本の結婚観の変化と文化的抵抗の双方を浮き彫りにしました。
未婚率の上昇や若年層の価値観の変化は、新しい夫婦のあり方を受け入れる素地を少しずつ広げています。しかし、認知度の低さや社会的批判の強さを考えると、日本でオープンマリッジが一般化するには相当な時間と議論が必要でしょう。
結婚は「愛と安定」を求める制度であると同時に、「自由と自己実現」の制約ともなり得ます。今回の議論は、その矛盾を改めて浮き彫りにしたと言えます。
今後、日本社会が「結婚の多様性」をどのように受け止めていくのか――その行方に注目が集まりそうです。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
参考リンク
NHK放送文化研究所 × 博報堂生活総合研究所|変わる家族観と男女関係に関する意識調査(2023年)


